研究内容概要
当研究室ではMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)と呼ばれる微細加工技術を用いた医療用マイクロセンサの研究を行っています.
またその中でも,血圧脈波・MRI・新センサの3つのテーマの研究班に分かれて研究を進めています.
血圧脈波班
血圧脈波班では,トノメトリ法を用いたウェアラブルデバイスの研究を行っています.トノメトリ法とは,手首などの血管直上の皮膚に力センサを押し当てることで,血圧を計測する手法です.私たちはこの原理を応用し,日常生活の中で使用できる小型・高精度なウェアラブルデバイスの実用化を目指しています.体動の影響を抑えつつ,常時計測が可能な腕時計型・眼鏡型ウェアラブルデバイスの実現に向けて研究を進めています.
MRI班
MRI班では,微小な生体組織を高分解能で観察するMRI(磁気共鳴画像法)画像計測技術の研究を行っています.MEMS技術を用いて作製したマイクロコイルにより,微弱なMRI信号を効率的に受信し,高分解能なMRI画像計測を実現します.また,長時間の計測中に生体組織の状態を保つため,MRI用の灌流機構の開発にも取り組んでいます.これにより,より安定した環境で高精度なMRI画像計測が可能になります.
新センサ班
新センサ班では,3方向の力を同時に計測できる3軸力センサの研究を行っています.このセンサを用いることで,これまで定量的に測ることが難しかった日常生活の中の力の働きや,医療現場での微細な接触・圧力などの現象を正確に計測することが可能になります.身の回りの力を可視化することで,人の動作解析や医療・福祉機器への応用を目指しています.